医療被爆と脳腫瘍|nk-lab.jp

医療被曝に関する疫学研究

 被爆は、被爆対象者によって職業被爆、医療被曝、公衆被爆の3種類に区分されます。職業被爆と公衆被爆に対しては、放射線防護の3原則(正当化、最適化、線量限度)が適用されます。一方、医療被曝は、患者が自らの診断あるいは治療の一部として受ける被曝であり、線量限度が設けられていません。

 日本の医療被曝は世界的に多いことが知られており、その内訳はCT検査が最も多いです。放射線防護の3原則のうち、個々の患者に対して検査の必要性を十分に検討し患者の同意に基づく放射線診療の是非の判断プロセス(正当化)と、個々の患者等に対する、放射線診療従事者等による当該患者等への医療目的に適した必要最小限の放射線量の決定プロセス(最適化)が医療被曝の適正管理において重要です。

 放射線診療を受ける者の当該放射線による被ばく線量の管理及び記録その他の診療用放射線の安全利用のために、CT検査、血管造影などを対象に被爆線量の管理と記録が規定されました。

 このホームページでは医療被爆に関する新しい文献情報を提供していきます。

お知らせ

  • 研究プロジェクトHPを作成しました。(2022.01.31)
  • 2021年12月11日に「医療被曝と健康」に関する疫学セミナーを行いました。セミナーのポスターはこちら(2022.03.02)